
九州工業大学で宇宙システム工学を学びながら、映像やビジュアルデザインの事業を行っている『4AM』代表の高橋佑地さんにお仕事の楽しさや今のお仕事を始めるに至ったきっかけなどをお伺いしました。
ーー現在のお仕事の内容と楽しさをお聞かせください。
現在は、映像制作とSNSマーケティング、ビジュアルデザインの3つを主に活動しています。
私はクリエイターではありますが、Webコンテンツを制作するのみでなく、ブランディングやマーケティングなどロジカルな業務も一緒に行わせていただいています。そのため、クリエイティビティはもちろんのこと、ロジカリティなスキルも必要不可欠でその両方を兼ね備えたクリエイターになることを目標にしています。
仕事の楽しさは、まさにこのロジカリティを兼ね備えたクリエイターという目標に向かって日々活動していることですね。本来、事業をスケールしていくとなれば、自分はクリエイティビティだけを磨き、そのほかはそれぞれの能力を有したメンバーに任せるといった組織づくりが一般的かと思いますが、私は”自分自身でどこまで行けるのか”という興味もあり、何か1つだけに特化することなく、様々なスキルやノウハウを身に付けたいと考えています。そして、スキルやノウハウをインプットするだけでなく、実際に一人の社会人として実践できる、アウトプットできるところがこの仕事の楽しさだと感じています。
将来的には、好きな宇宙と好きなクリエイティブを掛け合わせて、宇宙産業の魅力を訴求できる様なクリエイティブを作っていく宇宙クリエイターを野望として持ってます!
ーー学生でありながら起業に踏み切った理由やきっかけはありますか。
私は、もともと大学生になったら挑戦したいことリストを作っていました。その中で自力で事業を起こすというものがありました。また、私は学生のうちに多くの挑戦をし、自分自身に負荷をかけるべきだと思っています。私が今、学生でなくなり社会人になった時に、自分のスキルやノウハウなどの強みがなければ挑戦するハードルが上がると思います。しかし、学生であればたとえ未経験でも、熱量と誠実さがあれば、挑戦することへのハードルは社会人よりは低くなると感じています。そこで、自分がインプットしたスキルやノウハウを実践的にアウトプットしたいと思い起業に至りました。
また、学生だとどうしても学内のコミュニティのみになってしまいがちですが、大学以外でのコミュニティや経験ができるといった点では、とても刺激があります。ただ、時には厳しいご指摘もいただいたく中で、今の私の目標に近づく上での血となり肉となる機会ばかりで、成長を感じ起業前と比べ日々が非常に有意義なものになっていると痛感しています。
ーー実際に起業するにあたって不安なことはありましたか。
不安はありませんでした。もちろん、細々とした不安はあったかもしれませんが、不安というものは考えれば考えるほど出てきますから、それよりもまずは挑戦してみることの方が大事だと思っています。
私は”不安がある”ということは、”未来について考えられている証拠”だと考えています。それに、不安を持つことは人間にしかできないことでもあると考えているので、不安を持つことは決して悪いことではなく、その不安をエンジンに、悲観的な計画立てを行い、ちょっとだけ楽観さを加えることが不安を極限まで失くす方法だと考えています。
ーー過去にアルバイトの経験はありますか。
大学1年から3年生まで、塾講師のアルバイトをしたことがあります。
私自身の受験期の際に悩んだり、思い詰めたりしたことがありました。そこで、悩み事があったり、不安がある時に身近に気軽に相談できる人がいたら少しでも心の負担を軽くできたのになという過去の自分の思いから、生徒一人一人に寄り添って、親御さんにも塾長にもできないようなことを意識しながら教えていました。
ーー最後に、北九州市の好きなところを教えてください。
北九州市には様々なイベントがあり、住んでいて楽しい街だと思っています。また、Z世代課など行政が率先して若者の意見に耳を傾けてくださったり、未来のある街だと感じています。